むくみと上手につきあおう | やまかわ薬局

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2016年1月16日

むくみと上手につきあおう

 

あけましておめでとうございます。新年の挨拶のイラスト(女の子)

今年もよろしくお願いします。

 

寒い日が続きますが、

体調を崩されたりしていませんか?

 

さて、今回は「むくみ」についてお話ししようと思います。

 

天気のマーク「星」「むくみ」のおきるしくみ

私達の身体には全身に動脈・静脈の二種類の血管とリンパ管が張り巡らされています。健康な心臓のキャラクター

心臓から送り出された新鮮な血液は、動脈を通り各器官で組織間液となって全身の細胞に酸素や栄養を届けています。

そして酸素や栄養を届け終わった組織間液は、次に二酸化炭素や老廃物を回収して静脈やリンパ管に入り心臓に戻ろうとするのですが、

このとき静脈の働きが悪かったり、組織間液が過剰に貯留されていたりすると、回収しきれずに残ってしまった水分が溜まってしまいます。

「むくみ」とは、このように何らかの原因により静脈の働きが悪かったり、リンパ液がスムーズに流れなかったりする事で、回収されそびれた組織間液(余分な水分)が全身・または部分的に溜まってしまうことによっておこるのです。

また、女性は男性よりも筋肉が少なく静脈血流を押し上げる力が不足しがちであり、さらに皮下脂肪が多いので「冷え」による血行不良が起こりやすいと言われています。

 

天気のマーク「星」むくみの原因

〇「冷え」によるむくみ寒い外のイラスト

身体が冷えると血管が縮んで血行が悪くなるため、静脈での水分回収が鈍り、老廃物を処理しきれなくなってむくみを引き起こします。

寒くても身体が活動していたり身体を温めるようなことをしていれば大丈夫なのですが、同じ姿勢でずっと座ったまま、あるいはあまり動かず立ちっぱなし、というのは血行も悪くなりやすく、むくみやすい状況です。

 

〇塩分の摂りすぎによる「むくみ」塩・食卓塩のイラスト

しょっぱい食べ物を食べると喉が渇きますよね。

これは身体の自然な欲求で、塩分(=塩化ナトリウム)を摂取することで取り込まれたナトリウムの濃度を下げるために水分を取り込もうとしているのです。

通常、水分はたくさん摂っても余った分はちゃんと尿として排出されるのですが、塩分を摂り過ぎてナトリウムが過剰になると、

身体の中に水分をため込もうして余分な水分が排出されにくくなり、むくみが出てしまいます。塩分の摂り過ぎは血圧も上昇させるため注意が必要です。

 

〇お酒による「むくみ」ビールのイラスト「ジョッキビール」

アルコールは浸透圧が高いため、飲みはじめは尿として排出されます。水分が排出された分、身体はその水分を補おうとして水分をとります。

さらに、アルコールを分解するには水が必要なので、身体はより多くの水分を摂取します。つまり、この排泄量を上まわる摂取量がむくみの一因なのです。

また、アルコールと一緒にとる食事やおつまみには塩分が多く含まれていることが多いので、塩分によってもむくみやすくなります。

 

天気のマーク「星」むくみ解消に効果的な食事

数字 2 イラスト文字カリウムじゃがいものイラスト(野菜)

利尿作用があり、余分な水分を排出してくれます。むくみや血圧上昇を改善する目的のサプリメントや栄養補助食品にも良く使われています。

(きゅうり、じゃがいも、セロリ、キノコ類、海藻、スイカ、バナナなど)

 

数字 3 イラスト文字利尿作用のあるお茶 お茶のイラスト「薄茶」

余分な水分を排出してくれます。温かくして飲む方が血行促進になり代謝もUPするのでお勧めです。

(ハト麦茶、タンポポ茶、どくだみ茶など)

 

数字 4 イラスト文字ビタミンB群うなぎのイラスト(魚)

水分の代謝を改善し、むくみを予防します。女性の月経前症候群にも有効と言われています。

(豚肉、うなぎ、レバー、ごま、納豆、緑黄色野菜など)

 

数字 5 イラスト文字ビタミンCみかん・オレンジ 丸ごと&カットのイラスト(フルーツ)

むくみにつながるストレスや疲労からの回復を助けます。

(グレープフルーツ、みかん、レモン等柑橘系果物や、芋類など)

 

数字 6 イラスト文字クエン酸梅干しのイラスト

疲労回復の効果があり、代謝を活発にしてむくみ解消を助けます。

(梅干、お酢、トマト、レモン、グレープフルーツなど)

 

こうした栄養素や食品を上手に摂ってむくみを根本から追い出し、

毎日を元気に過ごしましょう!

 

 

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